悩ましい職場の冷房環境
仕事で一日を過ごす事務所の冷房はこんな感じでした。
・温度設定は25℃
・うなじに風があたる
・昼の外気温は35℃。屋外は朝:24℃~昼:35℃~夜26℃くらい
足が痛いくらい冷えて足元ヒーターをONにしたこともあります。朝から冷えを感じ続けて、帰るころにはぐったりしていました。
寒さと衣服の研究でわかったこと
どうしてこんなに冷えるんだろう、と思って調べたところ、こんな研究がありました。
四肢を露出しても体幹への影響はないが、それより面積の小さい体幹を露出すると露出部のみならず四肢の皮膚温も低下する。体幹部は冷感感受性が強いばかりではなく、四肢への波及効果も大きいことがわかる。
寒さと衣服の役割 田村照子 1997
衣服の裾口や袖口などの開口部から入った空気は衣服内を移動し、衣服内で暖められた空気は上部へと上昇し頚部などで開口部から外部に導かれる。このような現象は、衣服内の換気を促すことになり、いわば衣服の内部空間が煙突の機能をはたすことになり、衣服の煙突効果といわれる。
暑さ・寒さと衣服の対応 田中 正敏 2008
体のなかでも体幹(胴体)を冷やさないことが大切なんですね。それから、ゆったりした服で袖や襟元から熱を逃がしてやれば、快適に過ごせそうです。
私が体感した衣服の違い
(私は年中レギンス2枚重ね+靴下3枚重ね、パンツスタイルが基本です)
無印良品 太番手天竺編みボートネックTシャツ
手ごろ価格ながら効果抜群でした。太番手で生地が厚いのでしっかり体幹をまもってくれます。私が購入したのは半袖で、空気の流れもできて衣服から熱を逃がせました。二の腕が冷えてきたらカーディガンを着ています。
絹の下着+重ね着用タンクトップ+襟シャツ



絹の下着は保温性が高くて、冬にき始めたら手放せなくなりました。夏も体をあたためてくれる頼もしいシルクです。体幹を覆うタンクトップを重ねるとかなりお腹まわりがあたたかくなります。
手持ちのシャツをふんわり羽織ると、胸元や袖は涼しくて快適ですよ。
逆にあまり合わなかったアイテム
・ネックウォーマー
・スカーフ
・体にぴったりする長袖のインナー
首元が冷えるのを防ごうと思ったのですが、熱がこもって暑苦しくなってしまいました。もしつけるとしても、夏場は熱を逃がすひと工夫が必要だと感じました。
インナーも長袖でぴったり手足を覆ってしまうと、暑く感じます。首元や袖口がゆったりしたタイプのほうが楽です。
服を変えたら快適な冷房環境になりました
服を変えただけで、冷えを感じなくなり、仕事にも集中できるようになりました!
いまは一日の終わりも機嫌よく過ごしています。
冷房が辛いと感じたら、手足はゆったり、体幹には1枚厚くしてみてはいかがでしょうか。インナー1枚ならお財布にも優しいです。

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